2月1日(土)、外神田五丁目亀住町会福祉部で、悪徳商法の被害を防止するための研修会が開かれました。会場となった喫茶あずみ野には、町会の方たちが十数名出席されていました。
まず最初に『まさかの坂道』という“母さん助けて詐欺撲滅ソング”がラジカセで紹介されました。これは、警視庁広報課長の方が作詞作曲されたものです。ご家族と一緒に口ずさみ、被害防止のきっかけになればとの願いが込められており、歌謡曲のような耳に残りやすい歌でした。
ご興味のある方は下記より視聴してみてください♪
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/anzen/masaka/masaka.htm
その後、万世橋警察署の防犯係の方より、都内・区内・万世橋地区内の振り込め詐欺の被害状況などが報告されました。驚いたのは、昨年万世橋警察署管内で10件も被害があり、被害総額が1800万円にものぼったということです。また、一昨年は2件の被害だったということで、被害件数も急増しているようです。
続いて、万世橋防犯協会の方からもお話がありました。元警察官ということで、現役時代のエピソードなどもおりまぜながら振り込め詐欺に騙されないための方法などについて教えていただきました。
・電話は常に留守番電話にしておく
・家族内で合言葉を決めておく
・家族を名乗る電話には折り返しの電話をして事実確認をする
・冷静さを保つ
参加者のなかにも、振り込め詐欺と思われる電話を受けたことのある方が多数いっらっしゃいました。そのときは騙されずに撃退できたけれど、やはり他人事ではないと皆さん熱心に耳を傾けていらっしゃいました。
最後に、社会福祉協議会からも、「だまされやすさチェックシート」、「悪徳商法バスターズ」、「福祉専門法律相談」などについてご紹介させていただきました。
日頃から自分は騙されやすいと意識しておくだけで、いざという時に冷静に対応できるかもしれません。また、被害に遭ってしまったときも、相談できる場所があることを知っていれば、泣き寝入りしないで済むかもしれません。
今回の研修会では、悪徳商法にもいろんな種類・手口があることを学び、皆さん身を守る意識をあらためて高めることができたようです。今後はそれをご家族やご近所の方々と共有し、地域全体をあげて被害を出さない環境づくりができるといいですよね。
最後に、研修会のなかでふるまわれたお料理をご紹介いたします。
犯罪被害というちょっと緊張する研修テーマでしたが、優しい味のあったかいお料理で皆さんの気持ちもリラックスしたようでした。「こういう場合はどうしたらいいんですか?」「以前、こんな不審な電話があったのよ~」など、食事中も意見交流や質問がさかんだったのは、美味しいお料理のチカラが大きかったように思います。あずみ野の皆さま、ごちそうさまでした。
(morita)